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とよなかぶらりサイクリング       ~豊中のいろいろな文化を感じてみよう~

こんにちは!
秋も深まり、鮮やかな紅葉の時期を迎えました。冬ごもりする前に自転車で出掛けてみませんか。
自転車に乗って豊中のまちを散歩感覚で巡る「とよなか散走」。
第2弾は、豊中のいろいろな文化を感じてみようをご紹介します。

前回の散走「せせらぎと風を感じて走ろう」はコチラから☟

豊中市では、皆さんに自転車で楽しんでいただこうと、散歩ならぬ「散走」をおすすめしています。散走とは、自転車で走ることだけが目的ではありません。市内を散歩感覚で自由に巡り、その場所、その時間の出会いや発見を楽しむことをいいます。


豊中のいろいろな文化を感じてみよう

散走プランはこちら☟

https://www.city.toyonaka.osaka.jp/machi/kotsuanzen/jitensha/sanso.files/sanso-plan3.pdf

今回の散走ルート

このルートは、文化的な建造物や歴史に触れながら市内の中北部を巡るルートです。前半は、上り坂が続くところがありますが、後半は、千里川沿いを気持ちよく走り抜ける約11㎞の道のり。
さあ、準備を整え出発です!

10:00 豊中駅~豊中稲荷神社

スタートは「豊中駅」。
駅前広場には、全国高校ラグビー第80回大会の記念モニュメントがあります。どうしてここに?と思われるかもしれませんが、豊中市は、高校ラグビー発祥の地なのです。大正7年(1918年)に、「第1回 日本フートボール優勝大会」が開催されたのは、豊中駅の西側、現在の玉井町3丁目にあった豊中グラウンドでした。その後、会場は甲子園球場、西宮球場などを経て、昭和38年(1963年)第42回大会から現在の近鉄花園ラグビー場へ移りました。
さらに高校サッカーや高校野球、高校アメリカンフットボールの大会の歴史も豊中の地から始まりました。豊中市は高校スポーツ発祥の地なのです。高校野球については散走の終盤に・・・。

全国高校ラグビー第80回大会記念モニュメント(豊中駅)

1つめの目的地「豊中稲荷神社」へ向かいましょう。
駅前にはシェアサイクルポートがあるので、電車で訪れて自転車を借りることができます。(シェアサイクルポート:阪急豊中駅南 豊中市本町1丁目1)
水分補給のマイボトルも忘れずに!
豊中駅から北東にゆっくり走ると5分ほどで赤い鳥居が見えてきました。豊中稲荷神社に到着です。
社殿は、天正6年(1578年)に織田信長が伊丹城主 荒木村重を攻略する際に焼き払われ、現在の社殿は慶安4年(1651年)に再建されました。
風致地区(※)にあるため、一歩、中に入ると豊かな緑に包まれた世界が広がります。この日、落ち着いた雰囲気の境内では、七五三まいりに来られた家族が記念撮影をしていました。フォーマルにキメた子どもたちを、青い空や境内の緑、赤い鳥居が際立たせてくれますね。
(※)自然景観などを維持するため、建造物や樹木伐採などに一定の制限がある地区。

10:15 カトリック豊中教会

豊中稲荷神社前の道路をさらに北に3分ほど進むと、2つめの目的地「カトリック豊中教会」に到着です。
昭和14年(1939年)建設の木造の聖堂で、国の登録有形文化財です。外からは、一見洋風に見えますが、中に入ると丸太柱、格天井など和風意匠を取り入れた木造和風教会になっていて、木のぬくもりを感じます。神父さんからお話をお聞きしたところ、祭壇画にも和風要素が描かれているとのことでした。

祭壇画に富士山が描かれています

11:00 羽鷹池公園

カトリック豊中教会を後にし、3つめの目的地「羽鷹池公園」に向かいます。
ここからは緩やかな上りになります。道なりにさらに進み、豊中高校の前を右折して豊中亀岡線に出たら左折して北に向かいます。自動車の通行が多いので注意しながら、10分ほど走ると大阪モノレールが見えてきます。少路南~少路北の交差点は、上に大阪モノレール、下に中国自動車道と大阪中央環状線が通っていて高台なのでとても見晴らしがよく、西には五月山を望むことができ、迫力ある景色が広がります。

夕暮れや夜景の美しさでも人気のある場所です

そこから5分ほど走ると羽鷹池公園に到着です。公園には、羽鷹上池と羽鷹下池があり、噴水や水中ミキサーといった水質を保全する対流装置を導入しています。下池周辺には野鳥がやってくるので、のんびり水鳥の観察をするのもいいですね。また、芝生広場には健康遊具が配置されており、青空の下で体を伸ばしたり、遊び感覚で運動をしたり楽しむことができます。

運動をした後は、ランチも楽しみましょう!

12:00 ロマンチック街道

羽鷹池公園の近くには、有名なレストランやスイーツ店などのお店が数多く並ぶ“ロマンチック街道”があります。寄り道は散走の醍醐味でもあります。お弁当を持って公園でピクニックや、その時の気分でお店に立ち寄るのも楽しみの一つですね。
私は、1度行ってみたかった中華のお店で食べました。とても美味しくいただきました。
昼食を取った後は、サイクリングに戻りカロリーを消費しましょう!
後半は、アップダウンが続くルートで「豊中不動尊」に向かうこともできますが、今回は、ロマンチック街道の西側を流れている千里川沿いを走って、次の目的地「野畑南公園」をめざします。時間を有効活用するために自分だけのルートを作成するのもいいですね。

13:15 野畑南公園

千里川沿いをゆっくりと下り、約15分で「野畑南公園」に到着です。
園内には、大型のローラー滑り台や大きな広場があり開放感にあふれています。

ローラー滑り台はいつも大人気です

公園横を流れる千里川には親水空間があり、自然に触れられることから子どもから大人まで人気のある公園です。この日も家族連れや子どもたちが楽しんでいました。川沿いの並木道は、「野畑さくら通り」と呼ばれ、春には桜が満開になりとても綺麗です。また、秋には紅葉が楽しめ、散歩コースとしても地域の皆さんに親しまれています。

親水空間はサイクリングの疲れを癒してくれます

次の目的地「高校野球発祥の地記念公園」へと向かいます。
千里川沿いの下り道は、穏やかな川の流れのように気持ちよく自転車で駆け抜けていきます。太陽の陽射しの暖かさを感じながら、途中、川を覗き込むと泳いでいる魚や、日なたぼっこしている亀を見つけることもでき、豊かな自然を感じとれます。
更に川沿いを南に進み、中国自動車道、大阪中央環状線の高架下をくぐり、20分ほど走ります。大阪国際空港(伊丹空港)の管制塔が見えてきたら、ここで千里川とはお別れです。

管制塔が見えるところまで千里川を下ります

14:30 久保公園

川沿いの道から離れるとすぐに久保公園が見えてきます。「久保公園」は散走ルートではないですが、園内に池やせせらぎがあり、幅広い年代の人の憩いの場となっています。秋は色づく紅葉、春には、桜が咲き誇りお花見を楽しむことができます。

ベンチで休憩したり、散歩も楽しめます

高校野球発祥の地記念公園までは、もうすぐです。

14:45 高校野球発祥の地記念公園

最終目的地、「高校野球発祥の地記念公園」に到着です。冒頭で、豊中市は高校スポーツ発祥の地ということにふれましたが、高校野球発祥の地でもあります。
少し歴史をさかのぼってみましょう。
かつて、ここには豊中グラウンドがありました。明治43年(1910年)に建設された赤レンガの外壁に囲まれたグラウンドは、2万平方メートルと広く、当時としては日本一の設備を誇ったそうです。高校野球といえば舞台は甲子園ですが、全国高等学校野球選手権大会(夏の全国高校野球大会)の前身である全国中等学校優勝野球大会が初めて開催されたのは、豊中グラウンドです。

一番上のレンガは当時のものです(西エリア)

記念公園の東エリアには、第1回大会からの歴代優勝校・準優勝校の名前が入ったプレートを壁に設置しているので、高校球児たちの熱い闘いをふり返るのもいいですね。
米騒動のため本大会が中止になったことや、記憶に新しいところでは、令和2年の第102回大会が新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止になったことなどが刻まれています。

15:00 豊中駅(ゴール)

今回の散走はいかがだったでしょうか。
実際に自転車で走っている時間は約3時間。寄り道も含めて消費カロリーは約650kcalでした。ぜひ、皆さんも散走で豊中市を駆け巡って素敵な発見をしてください。

散走プランは、とよなかチャンネル(YouTube)で動画も配信しています。
こちら☟もぜひご覧ください。

https://youtube.com/shorts/944UfKyXkSA

最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回もお楽しみ!ぜひ、フォロー、スキをお願いします。