豊中市のふるさと納税返礼品 「JAL 大阪国際空港施設見学ツアー」に潜入!
こんにちは!
私は大阪国際空港で勤務するJALのグランドスタッフで、今年度人材交流で豊中市役所に出向し、広報を担当しています。
皆さん5月31日のnoteで最後に予告していたことについて覚えていらっしゃいますか?
今回はふるさと納税体験型返礼品「JAL 大阪国際空港施設見学ツアー」の潜入レポートです!
全国の自治体ではさまざまなふるさと納税返礼品がありますが、このような体験型返礼品は、多くはありません。
この見学ツアーでどんなことが体験できるのでしょうか。
今回、特別に同行取材の許可をいただき、その一部を皆さまに紹介させていただきます!
返礼品の企画から実現に至るまで
豊中市のふるさと納税返礼品である大阪国際空港施設見学ツアーは、令和5年度から開始しました。空港を跨ぐ3市(豊中市・伊丹市・池田市)と日本航空株式会社(以下「JAL」)が一緒に企画した、「空港のあるまち」ならではのふるさと納税体験型返礼品です。
この企画が実現するまでの経緯について、当返礼品の企画に携わった豊中市空港課の職員に話を聞いてみました。
>他県の自治体では、既に空港見学ツアーをふるさと納税体験型返礼品として提供していることから、豊中市でも大阪国際空港を生かして何かできないか、と考えたことがきっかけです。
令和4年度に、ふるさと納税返礼品としての空港見学ツアー企画を提案したところ、JALさんが協力してくれることになり令和5年度実施に向けて準備を進めていきました。
当時、空港課には、人材交流の一環でJALスカイ大阪さんから出向している職員がいらっしゃっていたので、どうすればツアー参加者がより特別感をもって楽しんでもらえるのかという悩みにも、出向職員の空港現場目線でアドバイスをもらうことができました。それも早期に実現できた理由の一つだと思っています。
その後、伊丹市さんや池田市さんにも参加していただき、3市とJALさんが連携して、この「大阪空港施設見学ツアー」を作りあげることができました。
大阪国際空港施設見学ツアーは、「空港を生かしたまちづくりをしたい」という熱い”想い”を胸に豊中市職員が中心となって行動した結果、実現まで至ることができたということがわかりました。
後藤さん、貴重なお話をありがとうございました!
見学ツアーに潜入!
今年の見学ツアーは第1弾が6月22日(土)に行われました。
雨の心配も多い梅雨の時期の開催となりましたが、この日はいいお天気に恵まれました。
9時30分のツアースタートの15分以上前から、開始を心待ちにする参加者たちが集まっていました。
今回は、JALグループで大阪国際空港を拠点に運航する、(株)ジェイエアの運航乗務員と客室乗務員、(株)JALエンジニアリングの整備士の3人がそれぞれの職場や業務内容について自ら案内されるとのこと。
3人の社員から自己紹介と見学時の注意点が伝えられ、いよいよ見学ツアー開始です!
整備士による格納庫見学
はじめに、整備士の案内による格納庫見学が行われました。
格納庫は、整備士が運航を終えた飛行機の整備を行う場所です。通常は立ち入ることができないエリアですが、今回のこのツアーではガイドの案内のもと、普段は見ることができない整備中の飛行機を特別に見学することができました!
見学者の皆さんは、興味津々でお話を聞かれていました。
その目はとてもキラキラしており、わくわくされている様子がうかがえました。(とてもよくわかります!)
実は、グランドスタッフは普段格納庫に立ち入る機会がないため、私自身にとってもすごく貴重な時間でした。
しばらく格納庫の中でお話を伺っていると・・・
なんと格納庫に飛行機が入ってきました!!
すごい迫力です!
通常の見学ツアーでは既に駐機している飛行機を見学するのですが、この日は見学している最中に、運航を終えた飛行機が格納庫に入ってくる瞬間を間近で見ることができました。
見学ツアー担当者曰く、”めったに見られない奇跡のタイミング”だそうです!
トーイングカー(飛行機をけん引する車両)によって移動してきた飛行機に、参加者の皆さんは歓声を上げて喜ばれていました。
この後、飛行機のコックピット(飛行機の操縦室)に入り、機長席、副機長席に実際に座るなどの体験ができました(※)。
そのほかにも飛行機のエンジンや貨物室の中を見学し、整備士に思い思いに質問するなど、参加者たちは飛行機を目の前に心ゆくまで格納庫見学を楽しまれていました。(ここまでで1時間!)
※当日の整備作業の状況により、コックピットの見学ができない場合があります。
運航乗務員による航空教室
格納庫から会場に戻り、次はジェイエアの運航乗務員が講師となって航空教室が行われました。
運航乗務員に関するクイズが何問か用意されており、知らなかった!と思わず言ってしまうような専門的な話で盛り上がっていました。
また、業務の始まりから終わりまでの詳細な内容や過ごし方を、実際に使用している書類を見ながら教えていただきました。
運航乗務員が普段持ち歩いている「あのカバン」の中に何が入っているのか、
飛行機を操縦するための免許証とはどのようなものなのか、
など、めったにお目にかかれないアイテムの数々に、子どもたちより大人たちが前のめりになって見入っている姿が印象的でした!
客室乗務員による機内サービス体験
プログラムのラストを飾ったのは、現役客室乗務員の案内による機内サービス体験です。
この会場には現役の客室乗務員が訓練で使用するモックアップ(飛行機内の擬似施設)があり、アナウンス機器などが本物さながらに備わっています。
参加者がモックアップ内の座席に着席すると、サービス体験が始まりました。
普段の業務内容についてひと通り説明を受けた後は、JALグループが実際に使用している文例を使って、機器を通してのアナウンス体験。
この体験の立候補者を募ったところ、お子さまが自ら手を挙げて挑戦。緊張した面持ちが見られましたが、「皆さま、本日はご搭乗ありがとうございます」と、乗務員になりきって堂々とアナウンスをされ、会場はあたたかい拍手に包まれました!
見学ツアーの終わり
プログラムの最後に、見学ツアー担当者から参加者へお土産が渡されました。
中には当見学ツアーのためだけに作られたレアなものも・・・飛行機ファンの方には嬉しいものばかりだったのではないでしょうか。
お土産一つ一つの紹介が終わり、12時30分をもって約3時間の大阪国際空港施設見学ツアーが終了となりました。
ツアー終了後も、参加者の皆さんは当ツアーを担当していた運航乗務員、客室乗務員、整備士と一緒に、写真撮影をするなど最後の最後まで満喫されていました。
皆さん、見学ツアーを楽しんでいただけたのでしょうか。
お子さまと一緒に参加した保護者にお話を伺いました。
「元々、子どもが飛行機が大好きなんです。子どもが喜ぶだろうと、このふるさと納税返礼品を申し込みました。普段立ち入ることができない格納庫で、飛行機が入ってくる瞬間をみることができるなんて。あまりの迫力に子ども以上に興奮してしまいました!」
また、メモを取りながら整備士や運航乗務員の話を夢中で聞いていた姿が印象的だったお子さまにも話を伺いました。
「本物の飛行機のコックピットの中に入って、実際に機長席に座ったりできたことがすごく嬉しかった。非常口の扉を開ける体験もしたけどパパも自分と同じくらい楽しんでいた!」
見学ツアーの参加者はご家族や、お一人での参加の方などさまざまで、幅広い世代に飛行機ファンがいらっしゃるのだなと改めて感じました。
さいごに
以上、ふるさと納税体験型返礼品「JAL 大阪国際空港施設見学ツアー」の潜入レポートでした。
いかがでしたでしょうか。
このツアーでは終了後に参加者全員に満足度アンケートを行っているのですが、毎回高評価をいただいているようです。
参加者の皆さんに、心から楽しんでいただけてJAL社員としても豊中市職員としても嬉しい結果です!
今年度、「JAL 大阪国際空港施設見学ツアー」はあと2回の開催が予定されています。開催日程の詳細はこれからのお知らせとなりますので、ご興味がある方は次の募集案内をお待ちください。
また、豊中市ではこのほかにもさまざまなふるさと納税返礼品をご用意しています。
詳しくは下記の市ホームページをご参照ください。
(ふるさと納税の制度上、豊中市在住の方には返礼品をお渡しすることができませんので、ご了承ください。)
最後までお読みくださりありがとうございました!
引き続き、豊中市のnoteにご注目くださいませ。
フォローやスキも、よろしくお願いいたします!