千里川土手と原田緑地について
今回は、市のホームページでも常に閲覧数が上位にくる魅力スポット千里川土手と、その隣の原田緑地のこれからについて紹介します。
知る人ぞ知る観光スポット【千里川土手】
これらの至近距離で撮られた飛行機の写真、どこで撮影されたか分かりますでしょうか?
もちろん豊中市内で撮影した写真です。
実はこの写真、大阪国際空港(伊丹空港)の滑走路南端に接する千里川土手という場所で撮影しました。高倍率の望遠レンズではなく、スマートフォンのカメラでも迫力のある写真が撮影できます。
ここは大阪国際空港の滑走路(南端)に接しているため、これから滑走路へ着陸する飛行機の間近まで近づくことができます。
特に大型のジェット機が着陸する時は風や音を、大迫力で体感することができます。
更に、ここは「飛行機撮影の聖地」とも言われており、休日には全国から飛行機を撮影するためにたくさんの人が集まります。
数年前に某企業のCMに取り上げられたこともあってか、2019年には世界最大級の旅行プラットフォーム「トリップアドバイザー」で「エクセレンス認証」もいただきました。
みなさまも次の休日はカメラやスマホを持って散歩に行ってみてはいかがでしょうか?
おでかけの際の注意点
そんな千里川土手ですが、行く際は以下の点にお気を付けください。
お手洗いがない
周辺にはお手洗いがありません。
アクセスが不便
最寄りの阪急電鉄宝塚線曽根駅からは2kmほど距離があります。(日頃の運動不足を解消するにはちょうど良いかもしれません)
曽根駅からはバスも出ていますが、土休日でおよそ1時間に1本のペースでの運行となっています。(※2024年2月2日時点)
私が取材に行った日はシェアサイクルを利用しました。
千里川土手と、曽根駅の近くにも貸し出し・返却ができるポートがあるためオススメです。
マップではこちら。
市のホームページでも千里川土手について紹介しています。
こちらもぜひご覧ください。
千里川土手の隣に公園を作る計画
そんな賑わいをみせる千里川土手ですが、その隣にある原田緑地を公園として整備する計画が現在、進行中です。
以下のマップの場所が原田緑地です。
原田緑地は、 その一部が飛行機による騒音の緩衝地帯としての整備が望まれる騒音対策区域※の第3種区域内にあり、現在は「緑と食品のリサイクルプラザ」や「緑化樹木見本園」、「記念樹の森」など、主に緑地を保全し、緑化を進めていくための施設が設置されています。
大阪国際空港に千里川を挟んで隣接する立地で、千里川土手と同じく飛行機を真下から間近で鑑賞することができる環境であること、都市計画緑地としての位置付けがあること、その一部が騒音対策区域の第3種区域内にあることなどから、大阪国際空港に親しみを持つことや空港周辺地域の活性化等を目的に、新たな魅力スポットとして千里川土手と一体的な整備を進めることとしています。
公園として整備するに当たっては以下の方針を掲げています。
既に飛行機の鑑賞スポットとして認知されている千里川土手とあわせ、頭上を飛ぶ飛行機の離着陸をくつろぎながら鑑賞できる機会を提供します。
また、既存のみどりの施設も活用しながら、花の鑑賞や地産地消等の新しい楽しみも付加して、みどりと親しむことができる機会を提供します。
そして、市内外から人が集まり、交流や賑わいを生むとともに、癒し・安らぎ・感動などが得られ、貴重な体験や体感ができる施設を設置し、心から楽しむことができる機会を提供します。
整備後のすがた(※整備を行う事業者からの現時点(2024年2月2日現在)での提案イメージです)
展望・芝生広場や遊具広場などのくつろぎながら飛行機の鑑賞ができる施設のほかに、飲食施設や様々なイベントを催すことができるマルシェ・イベント広場なども整備する予定です。
市はこれまで、原田緑地の整備に向けて、現地見学を含むワークショップなどを行い、市民のみなさまからの多様なご意見を聴きながら一緒に公園づくりを進めてきました。
当たり前のことですが、安全対策として航空機運航の妨げにならないようにするのは勿論のこと、地域や環境にも配慮しながら整備を進めます。
原田緑地は2025年度に一部オープン、2026年度に全面グランドオープンが予定されています。
更に、千里川土手に親水護岸や遊歩道、芝生広場などを整備する計画も検討されています。
2025年には大阪・関西万博が開催されます。
関西全体が盛り上がりを見せるなか、ここ原田緑地が地域の新たなシンボルとして、市民のみなさんとともに、愛し、親しまれる公園になることをめざします。
今回は、千里川土手と原田緑地についてご紹介しました。
今後もみなさまに楽しんでいただけるような情報の発信に努めますので、ぜひ、フォローとスキをお願いします。
ありがとうございました。