夏真っ盛り!公共施設がオアシスに?~豊中市のクールスポット特集~
みなさんこんにちは!
最近、危険な暑さという言葉を耳にするようになりました。
全国的に、地球温暖化や都市部でのヒートアイランド現象によって、夏の暑さは年々厳しいものとなっています。
さらに今年4月からは、従来の熱中症警戒アラートに加えて、過去に例のない危険な暑さで深刻な健康被害が発生する恐れがある場合に発表される、熱中症特別警戒アラートが創設されました。
執筆している8月1日時点では、29都道府県に熱中症警戒アラートが発表されています。
そしてなんと、豊中市の気温は38.7℃で全国で3番目に暑い場所となりました。(1位は広島県安芸太田町(加計)39.1℃、2位は大分県豊後大野市(犬飼)38.8℃でした。)
ちなみに、豊中市は、全国トップの最高気温を記録したことが何度もありますが、理由は詳しくわかっていません。機会があれば、調べてみようと思います。
そんな豊中市では、暑い夏を元気に乗り切ることができるよう、公共施設約70か所を、市民のみなさまが一時的に暑さから逃れ休憩できる「クールスポット」(クーリングシェルター)として快適な空間を提供しています。
今回は、まちのオアシス(となったらいいな)であるクールスポットや豊中市の暑さ対策に関する取組みについてご紹介します!
駅前空間がミストでひんやり
駅前空間の気温上昇を抑えるために、阪急豊中駅・岡町駅・曽根駅、大阪モノレール柴原阪大前駅の4駅の駅前広場に、ミスト噴射機を設置しました。
ミストを噴射すると、その水分が蒸発する際に周囲の熱を奪い、温度が下がるので、周囲を涼しくする効果があります。
私も実際にミストを浴びに行ってみました。
思った以上の勢いでミストが噴射され、カンカン照りの真夏日には、まさに都会の中のオアシスのようでした。
ミストの周りでは、子どもから大人まで、バスを待っている間などに、火照った体を休める姿が見られます。
また、豊中駅に行って写真を撮った日は、ちょうど近くでお祭り(豊中駅前七夕まつり)が開かれており、たくさんの子どもたちが涼みに来る場面も。
気持ちいい!と言いながら全身でミストを浴びている姿が印象的でした。
このミストは28℃以上で噴射が始まります。
期間は9月30日まで。時間は午前8時から午後8時までです。
気持ちの良いミストを浴びに来てみてくださいね。
給水スポットで水分補給
暑い夏。水分補給も大事です。
市内の公共施設9か所では、冷水と常温水が出る給水機を設置しています。
マイボトルを持参いただければ、自由に利用することができます。
また、NATS(※ナッツ。横並びの中核市4市(西宮市、尼崎市、豊中市、吹田市)の頭文字を取って結成した都市間ネットワーク)では、令和3年に「地球温暖化対策の自治体間連携に関する基本協定」を結んでいます。
その一環として、NATS4市の給水スポットマップも作成しています。
思っているよりも体は水分を必要としています。
熱中症対策には、のどが渇く前にしっかりとした水分補給が必要です。
ぜひ、お近くの給水スポットをご利用くださいね。
自習室の無料開放実施中
豊中市では、庄内図書館、高川図書館、野畑図書館の自習室を通年で開放していますが、夏休み期間中は追加で8か所を臨時のクール自習室としています。
市役所の地下も期間中は開放しており、毎日学生が勉強しに来ています。
落ち着いた空間で、夏休みの宿題をやるもよし、集中して本を読むもよし、ぜひクール自習室をご利用ください。
暑い夏をクールスポットで乗り切ろう!
いかがでしたでしょうか。
ここまで暑さ対策、熱中症対策の取組みをご紹介してきました。
これまでご紹介したものも含め、市の施設についてはクールスポットと位置付けています。
夏休み中は、プールやお祭り、レジャーなどで外出する機会も増えていると思います。
暑い夏、お気軽に近くの公共施設に立ち寄り涼んでくださいね。
また、室内における熱中症も増えています。
室内であっても、この程度の暑さなら大丈夫とガマンせず、風通しをよくする、日光を遮る、空調設備を利用するなど、工夫をお願いします。
もちろん、水分、バランスのよい食事、ぐっすり良眠も大事です。
暑い夏を楽しく元気に乗り切りましょう!