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豊中の秋を音楽が彩る とよなか音楽月間

こんにちは!
10月も中旬に入り、ようやく秋らしさが感じられる季節となりましたね。
とはいえ、まだしばらくは寒暖差の激しい毎日が続く見込みです。
お風邪など召されませんよう気をつけてお過ごしください。

さて以前の投稿で、「スポーツの秋」を紹介しました。
マルチスポーツの魅力や豊中市でのマルチスポーツの取り組みについて、関心を持たれた方も多かったのではないでしょうか。
そこで、私からもうひとつ秋の楽しみ方についておすすめします!
それは「芸術の秋」・・・特に、「音楽の秋」です。
私は学生時代に吹奏楽部に所属し、トランペットを演奏していました。当時の自らの経験を通して、音楽は奏でる人も、聴く人も年齢や国籍に関係なく、全ての人が楽しめるものなのだと学びました。
そんな音楽を楽しめる機会が豊中市にはたくさんあります。
特に、例年秋に始まる「とよなか音楽月間」では市民の皆さんに本格的な音楽にふれて、楽しんでもらえるようなさまざまな音楽イベントを開催しています。

今回は、豊中の秋を美しい音色で彩る、「とよなか音楽月間」についてご紹介します。


とよなか音楽月間のはじまり

「とよなか音楽月間」が始まったのは、今から12年前の平成24年(2012年)です。
豊中市は、市内に拠点を構える大阪音楽大学日本センチュリー交響楽団と連携協定を結び、市民団体の皆様のご協力もいただきながら、音楽に彩られた創造性あふれる街「音楽あふれるまち とよなか」の取り組みに力を注いできました。
「音楽あふれるまち とよなか」の魅力を凝縮した事業が「とよなか音楽月間」で、例年10月頃からの2か月間を、「とよなか音楽月間」として位置付けています。

2012年度「とよなか音楽月間」のパンフレット

豊中市が進める音楽あふれるまちづくりはイベントホールやお祭りの催しで楽しむ以外にも、「何気なく街を歩いていると、どこからともなく音楽が聞こえてくる」というように、生活の一部に音楽を感じられる街にしたいという思いを込めて様々な取り組みを行っています。
また、どんな人にも楽しんでもらえるよう、未就学児と一緒に参加できる演奏会や、参加費が無料でこれまでクラシックを聴く機会がなかった人でも気軽に足を運んでいただけるものなど、多種多様なイベントを開催します。
興味のある演奏会があれば、ぜひご参加ください!
(別途申し込みが必要な場合があります。)

演奏会はまちなかのいたるところで

演奏会は市内の大ホールやイベント広場などのほか、こんなところでも!?とおもわず驚いてしまうような意外な場所でも開催しています!
特に、「豊中まちなかクラシック」は音楽を楽しむだけでなく、市内の歴史的建物など場所の魅力を伝えることも目的として開催されています。
過去に開催された演奏会の写真とともにその一部をご紹介します。

日本福音ルーテル豊中教会

日本福音ルーテル豊中教会は豊中市の中桜塚に所在し、今から約50年以上前に建てられた歴史あるキリスト教会です。隣接している牧師館は建築家ヴォーリズによって設計されました。
太陽の光が窓の外から差し込み優しく礼拝堂を照らしていて、全体的に温かい雰囲気を感じるなかで、本格的なクラシック曲を聴くことができます。

2023年度「とよなか音楽月間」期間中に開催された「まちなかクラシック」での演奏の様子

写真は2023年度の日本センチュリー交響楽団が演奏する「まちなかクラシック」の一コマです。
プロの演奏者が奏でるヴァイオリンの音色が、この神聖な空間に響き渡る様子は想像するだけでうっとりしてしまいますね。

西福寺

続いてご紹介するのは豊中市小曽根に所在するお寺・西福寺です。
西福寺は境内いっぱいに広がる扇松の緑が美しいお寺です。1952年に国の重要文化財に指定された、伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)の襖絵「仙人掌群鶏図(さぼてんぐんけいず)」が年に1日、虫干しを兼ねて公開されることでも知られています。
そんなお寺でもクラシックが聴けるの?と驚かれた方も多いのではないでしょうか。期間中は本堂の畳の上で演奏会を楽しめます!
和洋折衷の空間を、音楽を通して楽しめるのも音楽月間の魅力の一つです。

2023年度「とよなか音楽月間」期間中に開催された「まちなかクラシック」での演奏の様子

紹介した2ヵ所以外にも、神社や駅構内、古民家などさまざまな場所で演奏会は行われており、まち全体で音楽に触れることができます。

今年も「とよなか音楽月間」がスタート!

さて、2024年度「とよなか音楽月間」は、9月29日(日)に大阪音楽大学 ザ・カレッジ・オペラハウスで開催された、「豊中こども音楽フェスティバル」を幕開けにスタートしました。
今回、現地で取材した様子をお届けしたいと思います!

「豊中こども音楽フェスティバル」は今年で12回目の開催となり、例年多くの観客でいっぱいになる演奏会です。
今回は大阪音楽大学と市立第三中学校合唱部、箕面自由学園高等学校吹奏楽部といった豊中にゆかりのある学生が出演しました。
曲目は、未就学児やクラッシック初心者の人にも楽しんでもらおうと、一度は聞いたことがある有名なクラッシック曲や、アニメの曲で構成されていました。
それもあってか、会場にはお子様連れの方の姿も多く見られました。

「第12回豊中こども音楽フェスティバル」のパンフレット

この演奏会は2部制で、第1部は大阪音楽大学の学生による演奏。声楽アンサンブルや木管五重奏、金管五重奏の演奏に始まり、本格的なクラッシック曲の演奏もありリズミカルでおもわず体が動いてしまう、そんな演奏を披露してくれました。中には、未就学児も知っているアニメの曲も構成されており、会場は笑顔と拍手が絶えない楽しい雰囲気に終始包まれていました。

大阪音楽大学 学生による声楽アンサンブル
大阪音楽大学 学生による木管五重奏
大阪音楽大学 学生による金管五重奏

第2部は、豊中にゆかりのある中高生による演奏。
まず最初に、市立第三中学校合唱部による合唱です。
歌詞を丁寧に歌い、思いを声に乗せ観客に届けようとしている合唱部の皆さんの姿がとても印象的で、奏でられるハーモニーにうっとり聞き入っている方もたくさんいらっしゃいました。
続いては箕面自由学園高等学校吹奏楽部GOLDEN BEARS(ゴールデン・ベアーズ)による、マーチングバンドの披露。
今年、第52回関西マーチングコンテストで金賞を受賞された吹奏楽部の皆さんの一糸乱れぬパフォーマンスと迫力ある演奏に、会場は大歓声に包まれました!

箕面自由学園高等学校吹奏楽部 GOLDEN BEARS

最後には出演者全員が舞台に登場し、素晴らしいフィナーレを飾ってくれました!
大人も子どもも、また演奏者も観客も関係なく全ての人が笑顔に包まれた会場の雰囲気を肌で感じ、改めて音楽のパワーはすごいなと胸が熱くなりました。
会場にいた私も、気づけばカメラから手を放し、手拍子をしてその空間を楽しんでいました!
出演者の皆さん、元気と感動をありがとうございます!!

おわりに

今年度の「とよなか音楽月間」では、全61の音楽イベントが開催予定です(すでに終了したイベントを含みます)。
おでかけしやすくなったこの季節。まちを歩けばふと音楽が聞こえてくるかもしれません。
今年は、音楽で彩られた豊中の秋を楽しんでみませんか。
12月8日(日)まで、市内は音楽を楽しむ機会であふれているので興味のある方はぜひ足を運んでみてください!

今回もお読みくださりありがとうございました。
引き続き豊中市のnoteにご注目ください。